『本屋大賞2006』(ISBN:4860110587)

結局『AERA』には何が書かれていたんだろう。
それはさておき。まあ私のスタンスは『東京タワー』はいい本かもしれないけど『本屋大賞』に選ぶのは違うだろうというスタンスだ。この点、第一回の『博士の愛した数式』が今となっては上手くいきすぎた感があるけど、理想的な形だったと思えるのとは対照的かもしれない。まぁ同じタイプばっかり選ばれるのもつまらないんだけどね。
でも私の好みだけ書くなら、既に賞を取ってる作品や既に思いっきり売れている作品は省いて欲しいよなぁ。あと、一次投票ベスト10以外にも二次投票に拾えないものかなぁ、とか。三崎亜記でも票が割れてもったいなよなぁ、くらいですが。要は『東京タワー』や『容疑者Xの献身』よりも『となり町戦争』が入ってる方が二次投票的にはワクワクするってことです。一次投票・二次投票ともに3作品投票というのは、とても公平だけど硬直的な気もするし。かといってベスト10以外を含めると読む作品数が増えすぎるし恣意性も入ってくるし。まぁなんにせよ長く続く賞であって欲しいし価値のある賞であって欲しいものです。