蘇部健一

先週末から文庫の平台で始めたのがメフィスト賞受賞作の文庫のフェア。まだ沢山出てる訳ではないのでミニフェア規模なのですが。深い意図のあるフェアでもないのですが、ノベルスでなく文庫で、というのが一応のポイント。今月の講談社文庫の新刊にメフィスト賞受賞作家の作品が多かったのは偶然とはいえラッキー。フェアの所に新刊も混ぜて売ってます。その新刊を動かすときに気付いたのですが、蘇部健一さんの『長野・上越新幹線四時間三十分の壁』のオビの背表紙の所に“お笑い鉄道ミステリー”(だったっけ?)と書いてありまして、一人その言葉にウケてました。緊張感溢れるプラレールの表紙も良いです。


『マリア様がみてる チェリーブロッサム』(今野緒雪/集英社)

祐巳たちが二年、祥子たちが三年になり、新入生の新キャラが登場するシリーズ延べ9冊目となる作品。「銀杏の中の桜」「BGN」の2編収録。あとがきを読むと「銀杏の中の桜」がこのシリーズの原点となる話のようですね。
主たる新キャラは仏像愛好家・二条乃梨子と縦ロール・松平瞳子。今回の2編は新しい白薔薇さま志摩子乃梨子の出会いのお話を表と裏から描いたもの。瞳子の方は縦ロールらしい縦ロールのようですね。書いてる自分でもよくわからない表現になりますが。

『まんがライフ5月号』(竹書房)

もう5月号ですか。早いですね。出入りが激しい。

  • 「どきどき姉弟ライフ」(後藤羽矢子) 一時危うい道へ進んでるのかと思いましたが、路線を変えることなく無事健全に完結。
  • 「貴美tallest」(美月李予) こちらでも連載開始。新キャラ(?)も登場。貴美はまだジャイアントにはなってません。