陣地

ケータイ小説では映画化もあり『恋空』が好調。発売以来1年経つというのに素晴らしい。その1年前でもケータイ小説は一大勢力だった訳ですが、その後も多くの出版社から多くの新刊が出続け、しかもランキングを見ても売れ行きもそれ以外の文芸書よりも好調だと思われます。ゆえに多くの書店でケータイ小説の売場は広がる傾向なのかな。売場としてのスペースが一定の中、一つのジャンルやレーベルに場所を割いてもらえるというのは大事な事かも。電撃文庫コバルト文庫の新刊などは毎月点数が多いので、それを並べようとすると他のレーベルのを駆逐することになります。それだけで点数が多いことには価値があるように思えます。幻冬舎文庫も新刊は基本的には2ヶ月に一度のペースですが20点ほどは出るのでドカンと置いてもらえそう。毎月10冊出すのとどちらがいいのかわかりませんが他社と違う戦略という点で興味深いです。
ただし以上の前提は、スペースが余りまくってない事、新刊がそれなりの数量で入ってくること、それなりにちゃんと売れること、あたりが前提のお話です。

君空君空
美嘉

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