シリーズ無事完結。このシリーズを通して私自身の最大のカタルシスは5巻目。その後水準が落ちたと言うわけではなくて、消耗戦の様相が強まって重いシーンも多くなり、話の重心が失われていく様をじっくりと描くという方向にスライドし、ほぼすべてが失われるところまで描いて完結を迎えた、という感じですね。戦いを通してたくさんのものを失って、結局残ったものが何だったのかが大事、ってことでしょうか。あと、この巻には5巻のカタルシスに対応するシーンがあったのも良かったです。
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