- お仕事上は...去年とあまり変わらなかったような。周りの変化が速い中、ウチが変化しないってのはマズイよなぁ。特記事項といえば「新潮文庫の100冊」の飾り付けコンクールだか何かで2年連続入賞したことくらいかなぁ。飾り付けの主力が辞めちゃったので来年は厳しそうだし。ちなみに現在「プロフィール」欄で使っている写真は飾り付けの一部。わからないと思いますが櫓に乗ってます。
- んー、他では電撃組は維持できたとか、自分でコミックを担当するようになったとか。
コミック。まずは4コマ。全体の流れとして、いわゆる「萌え系」がある程度定着しつつ微妙に下り坂な気配。『もえよん』休刊とか海藍撤退とか。このジャンルの動きはとりあえず注目。あと、今年一年でみると芳・竹・双の4コマでウチで一番売れた新刊は大乃元初奈の諸作品でした。
- 作品で言うと。「らいか・デイズ」(むんこ)が年間通して安定して面白く、楽しませてもらったなぁ。「けものとチャット」(みずしな孝之)はこの方の作品では久々に純粋に楽しめて嬉しい。「おこしやす」(久保田順子)は京都をネタにしている心意気が気に入っています。「こんぺいと!」(ふじのはるか)については、まさか睦月が主役を張る日が来るとは思っていなかったので驚きました。嬉しいんですけど。きゆづきさとこは「棺担ぎのクロ。〜懐中旅話〜」と「GA」のギャップがすごい。しかもどちらも好みだ。「まつのべ!」(秋吉由美子)は4コマ誌では珍しい気もするストーリー4コマ。良い結果が出るといいなぁ。絵が好み、ということでは「カテキョ!」(アサダニッキ)や「いんどあHappy」(森ゆきなつ)あたり。いずれも単行本が出ると嬉しい。例年安定している作品はパスしました。
- このキャラが出てると嬉しいという点では。「らいか・デイズ」の竹田、「サクラ町さいず」の田中ひろえ、「ちびとぼく」のばるたん、「夫婦な生活」の田中さんの奥さん、など。
- 雑誌全体で言うと、今一番好きなのは『まんがタイムラブリー』かなぁ。『まんがライフMOMO』(竹書房)がそれに続く感じ。『まんがライフオリジナル』(竹書房)は私好みの方を引っ張ってくる割には全体の印象が変わらないなぁ。輸出も多いからなのか、秋月りすの影響力が強いのか。
- 4コマ誌以外の掲載では。「愛読者ボイス選手権」(カラスヤサトシ)は当たり外れのばらつきがありますが当たりのときの面白さは突き抜けています。
- 今年一番の掘り出し物っぽいのは「カエル王子」(逸架ぱずる)かな。4コマ誌育ちとは何か間合いが違うし、「萌え系」ともアプローチが違うし、その何かちょっと違う作風がとても新鮮でした。あまり4コマ誌に染まるのもどうかと思いつつも、コンスタントに4コマ誌でも読みたいと思っています。
コミック。4コマ以外。『ヤングガンガン』の単行本がどれもこれもある程度以上売れたのが驚き。雑誌自体は微妙に右肩上がりとはいえそんなに売れないんだけど。
- 今更ながら、なのですが「ARIA」を読めたことは本当に良かった。これについては近日中にもう少し何か書く予定。この作品も含め、今まで縁遠かったスクエニ・一迅社・マッグガーデンの作品に触れる機会が増えた一年でした。
- 他では「リンガフランカ」「皇国の守護者」「あまつき」「CYNTHIA THE MISSION」「暴れん坊本屋さん」「BAMBOO BLADE」「天体戦士サンレッド」「卓球Dash!!」「ジャンキー・フィクション」「モーティヴ―原動機―リフュールド」「弱虫日記」「おいしい銀座」とかが面白かった。たくさん抜けてそうだけど。
小説はあまり読めていない。新刊では
- 『クドリャフカの順番』(米澤穂信/角川書店)。これは心の底から楽しかった。(当時の感想→http://d.hatena.ne.jp/domino/20050718#p3)
新刊以外では
- 『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』(桜庭一樹/富士見書房)。これは強烈な読後感だった。(当時の感想→http://d.hatena.ne.jp/domino/20050601#p3)
音楽はあまり聴いてないなぁ。CDは買ってるけど未開封のが多いことよ。
今年も長くなってしまったなぁ。