『イブニング 1/1号』(講談社)

喰いタン」(寺沢大介)。ドラマの主演・東山紀之は結構合ってる気がしてきた。「軍鶏」(たなか亜希夫)。記者会見。不在のリョウも浮かび上がる感じで、うまく今後に期待をもたせます。「君は、あしたのスーパーマン」(長岡敦子)。読切。第8回イブニング新人賞優秀賞と2005年小林まこと大賞をダブル受賞したそうです。子供の頃の夢と25歳になった時の現状とのギャップ。それをうまく受け入れ自分の場所が見えてくることによって、夢であったスーパーマンになれた、というのが多分話の概要。ここで大事なのが25歳の主人公が不甲斐なさを感じている舞台が本屋であること。及び、スーパーマンを感じるのが“あんな地味でつまんねー仕事”をやっていると主人公が思っていた本屋の店長であったこと。本屋にとっての実り(の一部)がちゃんと描かれていて嬉しいです。本の整理とは本に触れること本を知ること。私にとってもスーパーマンへの道は遠いや。絵は見やすいとは思わないけど雰囲気が出ていました。