『暴れん坊本屋さん(1)』(久世番子/新書館/ISBN:4403670199)

こちらもお待ちかね、の一冊。本屋で働いている人はたぶん共感しまくり。本屋に興味のある方には本屋の裏側が少しのぞけて楽しめると思います。本屋の裏側をのぞくという意味では第7刷「本屋さんのたのしい一日」と第13刷「星に願いを発注を」を是非読んでもらいたいところ。共感度が高いのは第9刷「俺の売場は俺の庭」。別に共感するのは「王子さまモノ」が私も好き、というんじゃなくて、売れる本と売りたい本は別物って話。ちょうど「迷走書店員の妄言」でも同様のことが書かれていますね(http://d.hatena.ne.jp/yupota/20050926/1127733584)。思い入れが強すぎるのも考えもの、という事で。でもこれって担当を持つと必ず経験するよねー。
あと、おまけの部分。“ウチの新刊300冊が××で行方不明になっちゃいまして・・・・・・”という版元さん発言の“××”の部分が気になる気になる。単純に取次の名前を入れておけば正解なんでしょうか?