『映画篇』(金城一紀/集英社/ISBN:9784087753806)

本屋大賞候補作読了5つめ。むっちゃ面白かった。こういう機会がなければ金城一紀作品を読まなかったかもしれない、と思うと本屋大賞に感謝。
タイトル通り「映画」を軸にした連作短編集。それぞれの話が緩やかに繋がるのが公民館での『ローマの休日』の無料上映、という出来事で、その上映にいたるまでを描いた最終話「愛の泉」が特にお気に入り。軽く明るく楽しいので読後感が猛烈に良いです。作中作が効果的且つ楽しい「ドラゴン怒りの鉄拳」が次点。

映画篇映画篇
金城 一紀

集英社 2007-07
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