『ボトルネック』(米澤穂信/新潮社/ISBN:4103014717)

読んだ。面白かった。こんなに完膚なきまでに容赦なく自分の存在意義を否定される話って記憶にないなぁ。しかもそれが案外さらりと描かれているところがすごい。主人公のこれからは大変だろうが、読者として得られる教訓は大きい。今の自分の仕事を他の人が担当していたならもっと良い結果が出ていた、と思うとやはり私は立場が無い。そうならないためには想像力が大事なのかもね。