『月刊少年ブラッド 7月号』(ソフトバンククリエイティブ)

シチ=フク」(渡辺とおる)。ヒロインかもしれない彩香の魅力をメインに描きつつ、まだ語られぬ設定を匂わす回。女性の方から話を進めていく方が楽しそうで良い傾向なのでは。「本の元の穴の中」(天乃タカ)。こちらもトラブルに巻き込まれるヒロイン、という感じなのかな。トラブルの中で女性を魅力的に描きつつで話を進めて行くのは先の「シチ=フク」と同じ構図だが、読みやすいので良いですね。雑誌全体としてもどれも話が動き始めているっぽいし軌道に乗るかどうかに注目したいです。
既に軌道に載っている感のある「拳鋼少女リク」(弐篠重太郎)は更におおおーと唸りたくなる好展開。この次は話をどう転がすのだろう?楽しみ。新連載の「ことこと。〜子と孤島〜」(竹林月)は南の孤島に教師として着任した女性とその生徒たちのお話。ゲロから始まるけど爽やか。著者の方は4コマ誌でもちょくちょく見かける方ですよね?