『終末のフール』(伊坂幸太郎/集英社/ISBN:4087748030)

久々の伊坂作品。『チルドレン』以来かな。3年後に地球が滅びると言われる世界で描かれる様々な人間模様。いわゆる連作短編集。どの話も読みやすいというか、速攻で話に惹きつけられてしまい一気に読みました。細かく良い点を挙げることは私の能力を超えているので無理ですが、全体として「人はあがいてでも前向きに生きるべきだ」というのを恥ずかしげもなく描いているのが痛快爽快でした。特に好みだったのは「太陽のシール」と「冬眠のガール」。やっぱり伊坂作品は肌に合うなぁ。で、田口美智の隣の優男って誰?