無題

時機は逸しているので下の方でちょろちょろっと書いておきます。少し前に「MOON PHASE 雑記」にて(http://d.hatena.ne.jp/moonphase/20060406#p3)以下のようなコメントがありました。

ハルヒ1話目を観て新井輝さんがmixiで考察されていたんですが、
以前は原作付きアニメというのは販促の意味合いが強く
間口を広げるために(ファンからすると信じられない)設定改変などがあったが、
今の原作付きアニメは普通のファンをより熱心なファンにする、
つまり600円くらいの文庫なら買うというファンを、
6000円くらいのDVDを買うファンに「強化」するために
ファン以外にはちっとも優しくない作品を作るというところまできている。
というようなことを言われていてなるほどなぁと思いました。
その観点からすると、ハルヒ第1話は原作ファンを9割9分惹きつけたであろう大傑作ですね(笑

このコメントをどう捉えるかは人それぞれでしょうが、一つの解釈として、ハルヒ1話目は原作ファン以外にはちっとも優しくない作品であり、原作販促の意味合いは強くない、と捉える事もできそう。でも、アニメ開始以降今までのところ爆発的に原作の文庫は売れているんだよなぁ。角川からの注文FAXにも、何のデータか知らないけどアニメ開始直後の対前週比408%アップ、みたいなことが書いてあったような記憶があるし。ファン以外にはちっとも優しくないのに何故なのだろう、といつの日にか考える予定。その一方で『東京トイボックス(1)』というコミックでは『ドルアーガの塔』は不親切なゲームで、でもその不親切さに熱くなった、みたいな考え方も出てきます。「優しさ」と「不親切さ」のバランスは難しそうだなぁ。