『アフタヌーン 3月号』(講談社)

おおきく振りかぶって」(ひぐちアサ)。決着。それにしても82ページってすごいなぁ。ネタバレになると良くないかもしれないので結果については書きません。両監督・両キャプテンも良いけど、一番おいしいのは阿部かな。ただ、絵というか表現方法には課題と言えそうな部分もあって、例えば一死二塁からミスが出る一連のシーンは何が起こっているのかわかりにくいです。「宙のまにまに」(柏原麻実)。真面目に読んでいると結構恥ずかしい。でもその恥ずかしさが気持ちよい。そんな作品。今の高校生(?)は死兆星って知ってるの?「げんしけん」(木尾士目)。まだまだ続くよシリアス恋愛路線。これも恥ずかしさが気持ちよい。「ぺし」(風呂前有)。2本立て。1本目はお楽しみ会。お楽しみ会でやる三国志ってどんなんだろう。「もっけ」(熊倉隆敏)。今号では「豆もっけ」の方が本編らしいよ。ということでおまけの方は静流の受験の話。抑えたテンションと、「見えるものが何なのかわかるということ」が鮮やかに描かれているのが読んでいて心地良いです。「すずめすずなり」(秋山はる)。「漫画が読みたくって」というよりは「恥ずかしい自分を思い出して」いてもたってもいられない自分、というのはいまだによくいます。