『おいしい銀座(10)』(酒川郁子/集英社/ISBN:4420150742)

今回もまったりと安定。ノリノリの部分も楽しいなぁ。『市長 遠山京香』(赤石路代)や『新ひみつな奥さん』(星崎真紀)を読んでも思うんだけど、女性誌の一話読切タイプの作品って起承転結がしっかりしているというのか、猛烈に読みやすいですよね。このあたりのドロドロした恋愛の側面がない作品は『ビッグコミックオリジナル』を読む層の男性にも受けそうな気がするんだけど、どうでしょう?絵の傾向も少し違う気はしますが。
えーと、本作については、ますますアクティブポジティブ女子高生・はるかの出番が増えているのが嬉しい。やっぱりこういう前向きな姿は見ていて気持ちが良いもんです。裏表紙の解説では女子高生の釣り師と紹介されてるよ。いつの間に釣り師に?それにしてもこの方の描く釣りのシーンは本当にノリノリだ。描いていて楽しいんだろうなぁ。