『おいしい銀座(9)』(酒川郁子/集英社/ISBN:4420150688)

まったりと安定。この巻での特色は、女子高校生・島津はるかの主役級の活躍でしょうか。元気キャラで本来の主役・斐馬真理と被ってるようでちょっと違うというか、むしろ大島永遠の世界に近そうな感じすらするというか、斐馬の方が最近悩みすぎというか。舌には自信があるけど知識がまだ足りないが故の猪突的前向きさが楽しいですね。出番的には釣りのシーンが多いのでその分生き生きと描かれているのかなぁ。接点が少ない分、斐馬とストーリー上絡まないのもキャラが近い観点からは良さそう。こっちのキャラでもう一つ作品が作れそうな気すらします。