『格闘する者に〇』(三浦しをん/新潮社/ISBN:4101167516)

メインの話は女子大生・可南子の就職活動の話で、サブストーリー(?)として政治家である可南子の父の後継ぎ問題等のお話があります。で、面白いのは当然ながら就職活動の部分。可南子は漫画雑誌の編集希望なので出版社ばかり受けてるのですが、実際にこのようなのかが知りたいなぁ。このままだとK談社は酷い会社で集A社は対照的にいい会社で、とか思ってしまうのですが。他もこっち方面のネタが気になります。時系列的なタイミングが分からないけど集A社の『花束』に該当するであろう雑誌は既に休刊になってしまってるよなぁ、とか、三浦しをんは丸川からは結構本を出してるよなぁ、とか、『人の孤独について描かれている』は私も『BANANA FISH』じゃなかったっけと思うのだけど実際はどうなんだろう、とか。