- [業務日誌]でよく書いていたのは、雑誌の付録の話かな。付録のある雑誌の発売は重なるので大変だ、っていうのと、本誌と付録のバランスが悪くなる事も多く正直売る方のことをもう少し考えてほしい、というのですね。
- あと反響も大きかったのは文庫の配本の話。従来通りのパターン配本、電撃組や角川の男組・女組などの実績配本、メディアファクトリーのように事前注文を受けてくれるところ、等様々。ルールがあるのはある意味楽な話で、ルールにあわせて対応していきます。
- web版「このライトノベルがすごい!」にあわせてフェアを実施した事について、も色々と取り上げてもらい嬉しかったです(→http://scientificclub.edisc.jp/interview/laitonobelu/fujisyobou/index.htmlなど)。当時とは形を変えつつも「ライトノベル」の大きめのフェアは実施中。
- たぶん、ここで感想等を書いていた縁でしょうが『フル・コン(1)』(みなづき忍/ジャイブ)のどう見ても手描きのPOPをいただけたのも嬉しかったなぁ。地方で、大規模店でもないので、こういうのって貰う機会はそう無いだけに、貰うと全力を尽くしますよ。本当に嬉しいんで。ただ感想等って今見ると少し怖いですね...
- 一年通して文庫に力を入れていました。特にライトノベルと時代小説。
- 私生活ではろくな事の無い人生。
[コミック]まずは4コマ方面。ずっと活躍されてる重野なおき・ももせたまみ等は除きます。
- 一年を通していい活躍だったなぁと思うのは、富永ゆかり、松本ぷりっつ、小池恵子、片桐みすず、樹るう、松田円、弓長九天あたり。
- 渡辺純子も今年大躍進。2005年には「まゆかのダーリン!」は単行本が間違いなく出るはずで、間違いなく売れるはず。これが爆発的に売れると少し怖いと思ってるけど、それは内緒。
- うえやま洋介はネタ・タイトルは素晴らしく絵があと少し見やすくなれば、かなりのところにいけそうな存在かも。藤凪かおるもどんどん活躍の場を広げていますね。4コマでも単行本が出そうです。なかま亜咲も意表をつく面白さを提供してくれます。中途半端な下ネタは止めたほうが良いと思います。松本蜜柑も他には珍しい作風で注目。
- 「ココロは錦」(猫田リコ)は現在お休み中。早期の復活が望まれます。
- 「サロン・ド・黒川」(円山あれん)も一気に頭角をあらわしました。今一番の注目。
- 「爆れつニャンコのたまたま通信!!」(めで鯛)も怪電波っぷりが好き。壊れ(かけ)た女子を描けば天下一品。
- 新人では鏡堂けんじ、一ノ瀬コブラ。
- 個別に好みだったのは「ステップアップ!」(深森あき)、「派遣社員松島喜久治」(ふじのはるか)のコバンビ学園編。
- 本当の最注目は「さららサイクル」(むらまみか)。もう4コマでは描かないのだろうか。もったいない逸材だと思うんだけど。
4コマ以外では、
- まずは「おおきく振りかぶって」(ひぐちアサ)。こんなに熱心に雑誌で追いかけてる漫画って久しぶり。アンソロ本も出たようで2005年も世間的にも注目の模様。
- 私の中では「おお振り」と同傾向の「やまとの羽根」(咲香里)は掲載誌の休刊と共に最終回。これからだっただけに心底惜しい。
- 山名沢湖は飛躍の年。連載も増えた気がするし単行本も3冊も出たし。本好きに悪い人はいません。たぶん。
- 世間的にも今年を代表するであろう「夕凪の街 桜の国」(こうの史代)はやっぱり傑作。他の方の感想を読むだけで泣きそうになってしまいます。(私の感想→http://d.hatena.ne.jp/domino/20041021#p4)
- 「ホカベン」(カワラニサイ)は倉木さん。「熱血番長鬼瓦椿」(横山了一)には死ぬほど笑わせてもらったんだけど終わっちゃったんでしょうか。もしそうなら残念。「トニーたけざきのガンダム漫画」も笑ったなぁ。第弐齋藤 | 土踏まず日記さんのところで知った「回転銀河」(海野つなみ)は大発見。今更なのかもしれませんが宇仁田ゆみ諸作品も大発見。林家志弦は4コマ、百合、エロ、などジャンルを問わず各方面で活躍。どれもおバカなノリで素敵。「虚数霊」(むらかわみちお)も面白かった。続きはやってるの?新居さとしも活躍の場をどこにするのか不明ですがどれも追いかける予定。えっちぃですが「初音がんばりますッ」(小石川ふに)も良かった。これも第弐齋藤 | 土踏まず日記さんのところより。押切蓮介もどれも面白かった。ウチの店はもっと力を入れるべき。「ヒストリエ」(岩明均)は単行本をまとめて読んで納得。
- ジャイブの諸作品は来年も頑張ります。「オレンジでりばりぃ」(宗我部としのり)、「フル・コン」(みなづき忍)、「ガーディアン・ドッグ」(フカキショウコ)、「となグラ!」(筧秀隆)、このあたりは雑誌連載分も引き続き面白いので続巻も期待しています。
- 単行本が出れば、と思っているのは「最後の制服」(袴田めら)、「Pocket」(しおやてるこ)←4コマの範疇か、「皇国の守護者」(伊藤悠)、「ディアボロスライブ」(田代琢也)、灰原薬の作品など。
小説では
- 『さよなら妖精』(米澤穂信/東京創元社)(感想→http://d.hatena.ne.jp/domino/20040304#p2)
- 『チルドレン』(伊坂幸太郎/講談社)(感想→http://d.hatena.ne.jp/domino/20040601#p3)
- 『夜のピクニック』(恩田陸/新潮社)(感想→http://d.hatena.ne.jp/domino/20041002#p3)
- 『螢』(麻耶雄嵩/幻冬舎)(感想→http://d.hatena.ne.jp/domino/20041018#p3)
- 『空の中』(有川浩/メディアワークス)(感想→http://d.hatena.ne.jp/domino/20041227#p4)など。
締切間近の本屋大賞もこの辺りから投票するつもり。
- 新刊以外では『イリヤの空、UFOの夏』(秋山瑞人/メディアワークス)、『クロノス・ジョウンターの伝説』(梶尾真治/朝日ソノラマ)など。
音楽方面では
うわ、脈絡もない長文になってしまった。ベスト10形式は難しいしなー。