2004-10-02 『夜のピクニック』(恩田陸/新潮社) 文芸 私の中では『木曜組曲』と『ネバーランド』が対で、その感じで行くと『黒と茶の幻想』と対になるような作品。 あるいは、 『光の帝国』の中でもラストの「国道を降りて...」がものすごく好き。表題作「光の帝国」の救いのなさの対比的に描かれているとはいえ、幸せ感というか和やかで優しい空気に包まれて、読んでいて何ともいえない嬉しい気持ちになれるんですね。本作も近い空気を持っていますね。 もしくは、 “みわりん”って響きもいいよね。 という感じかな。書いていてよくわかりませんが。自分の高校時代って一大イベントみたいなのって無かったような記憶なので、こういうのって羨ましいです。