『僕と君の間に(1)』(鈴木央/集英社)

こうして読んでみると、最近『ウルトラジャンプ』を買っていなかったのがよくわかるくらい読んでなかったです。読んでいたのは「虜たちの黄昏 その1」「惹き寄せられて その1・その2」。まとめて読めて良かったと思う。かなりちゃんと理解できたから。
私は『ライジングインパクト』すら全く読んだ事がないので先入観がなかったのが良かったのか面白く読ませていただきました。内容としては

全てが人工管理された都市・ヘブンを脱出するという夢の途中で逝ってしまった幼なじみの少女・セルマの遺志を継ぎ、機械好きの少年・ホークは外の世界へと旅立った。奴隷都市に降り立ったホークは謎の女性・ダリアとそのお供・シルヴァンと出逢う。捕われの身となってしまったホークの運命は!? 今、冒険が始まる!!

という話らしいです。(s-book.netよりコピー)
まずは冒頭を飾る「DEPARTURE」。悲壮感タップリでしびれます。その後の話の伏線にもなってるんですね。そしてダリアと出会う「虜たちの黄昏」。このあたりの話はかつての『ジャンプ』っぽい。旅の途中下車感及びドルゴンのヤな奴っぷりが初期『北斗の拳』にも通じる、みたいな感じで。「惹き寄せられて」はアマゾネスの国のお話。この巻には収録されていませんが、確かこの後、ショタ万歳みたいな話になっていたような。赤面好きも注目。
うーん、別世界版『ガリバー旅行記』とか書くとそれっぽいかも。『ガリバー旅行記』って読んだ事ないけれども。