『ぶたぶた日記』(矢崎存美/光文社)

「らしい」作品で安心しました。ユニークなキャラが主人公なのに、しっとりとした読後感が心地良いです。今回はカルチャースクールのエッセイ講座が舞台。ぶたぶたは講師でなく生徒です。講師・その他の生徒視点のぶたぶた物語。第五回「紅茶好きの苦悩」の終わり方が心に残ります。同じ舞台でもいいし、別でもいいし、コンスタントに新作が読めると嬉しいなぁ。
あと、79ページ、本屋でポイントカードというのは、なかなかに微妙なネタかも。