『イリヤの空、UFOの夏』(秋山瑞人/メディアワークス)

夏の始まりから、夏の終わりまでの話。今朝、2巻目を読んでたはずなのに、結局途中で止められず、最後まで読み切ってしまいました。明日は眠くなってしまうかもしれない。気をつけよう。
とにかく良かったです。話が急速に展開し始めてからは読むのが辛かったけど、止める事もできないくらいグイグイ話に引き込まれてしまいました。「水前寺応答せよ」以降は急いで読んだので、もうちょっと間を置いてから読み直してみようと思います。
ラストが大体分かってるのにそのラストまで見事に進んでいく「十八時四十七分三十二秒」と、伊里野と晶穂の緊張感あふれる(?)対決が描かれる「無銭飲食列伝」がまだ気楽に読めて良いです。伊里野びいきですが晶穂も惜しいですね。
本当に夏の始まりの部分と、夏の終わりの部分が鮮やかに描かれています。当店での夏の推薦図書にする事に決定。