『黒の貴婦人』(西澤保彦/幻冬舎)

タック&タカチシリーズの短編集。「招かれざる死者」「黒の貴婦人」は既読。「スプリットイメージまたは避暑地の出来心」も大半読んでました。ということもあって一番印象的だったのは「夜空の向こう側」です。これは『依存』後で、さらに卒業後の話。タックとタカチは出てこずに、ボアン先輩とウサコという珍しいコンビがご祝儀泥棒について推理してます。推理部分も良いけど、やっぱりこの2人がタックとタカチについて語る部分が楽しいですね。早く『依存』の次の話を読みたいなぁ。