『パンプルムース氏のおすすめ料理』(マイケル・ボンド/東京創元社)

えーと、どういうジャンルになるのでしょうか?動物グルメユーモアミステリー、という感じ?でしょうか。元刑事にしてグルメガイドブックの覆面調査員のパンプルムース氏と愛犬ポムフリットがレストランで食事中に妙な出来事が起こり、そこから話は始まります。基本的にはおバカな雰囲気が漂ってます。ユーモアといっても下ネタ色が強いし。でも、このおバカ感が良いですね。“夢の人形館”絡みのネタは全て大ウケしてしまったし。重厚な作品を読みたい方には向かないでしょうが、この軽妙なミステリーは多くの人に気に入ってもらえそうです。