最近競馬に疎いのでどうなってるか知りませんが、どちらかといえば、成績は良いけど嫌われ者タイプの調教師だったような...私は大好きなのですが。そんな彼が講談社現代新書(!)から本を出すとなれば買わずにはいられないでしょう。内容はかなり正論色が強く一般論も多いです。ミホノブルボンの話が多いのも嬉しいところ。ただ、やっぱり微妙な発言も多い(もう一度書きますが、私は好きです)。そんな発言を拾っていくと
- 調教師は経営者である
- 調教師にとってのお客様は馬主だ
- 求めるものは、名誉ではなくあくまで売り上げなのである
- 百万円の馬であろうが、一億円の馬であろうが、利潤を生み出してくれる商品に変わりはない
- 早いうちから走らせて、早く稼いで、早く引退させることは、馬主にとって黒字を出すための一つの有効な手段なのだ
などである。まだ軽く読んだだけなので、もっとじっくり読めばツッコミどころももっとあると思われます。競馬ファンには愛とか夢を語っておく方がウケるのでしょうが、たまにはこういう本も良いでしょう。