雑誌の休刊と因果

2008年中に休刊および休刊予定の雑誌(Fantastic nude babes)
上記リンク先を見て、休刊誌って多いんだなぁ、雑誌というジャンルのこの先は暗いんだなぁ、と思うのはおそらく間違ってないし、休刊になってない雑誌も別に余裕たっぷりという訳でないのもわかります。


その一方で思うのは、休刊になった雑誌って配本なくなってたのが多いなぁ、本気で売る気があったのか怪しいなぁ、休刊になるのは当然の趨勢なんじゃないかなぁ、ということ。いたずらに付録等で釣ればいいとは思わなくても、何か売るためのアクションは起こして欲しいもんです。雑誌の休刊ネタでよく取り上げられている『ロードショー』にしたって売るための働きかけって全く印象にありません。そこまでしなければ売れないんだったら費用対効果的に休刊してしまうのも当然の選択肢といえるかもしれないけど、売るためのアクションを起こしている雑誌を思えば休刊をあまりに残念がるのもどうかと思います。逆に金かけてアクション起こして、でも売れなくてぽしゃった雑誌ってのも少なくないだろうからジリ貧でもじっとしてるのかもしれませんが。


で、最近休刊になった雑誌でもったいないなぁと当店的に思うのはリンク先に挙がってないけど『Bagel』。これもウチではなかなかに売れておりましたが、売れない店はとことん売れなかったんじゃないかなと思います。あと、この手のことを考えると自分の中で浮かび上がってくるのはデアゴスティーニだったりします。

デアゴスティーニの良いところっていくつかありますが「テスト販売の結果が創刊号発売前にわかる」「売りたいタイミングでの集中的TVCM」「発注用のサイトが使い勝手が良い」というのが大事かなぁと思っております。デアゴスティーニのやり方がどこまでうまく行くか疑問の声があったとしても、このあたりの良いところは他社も真似すればいいのに。なぜデアゴスティーニの雑誌が広告収入無しでやっていけるか考えたりしないのかなぁ。私は考えないけど。