返品率

返品率とか 書店編(60坪書店日記)を読んで

  • 返品率が高い要因

要因というか感覚では「入れ替え」とか? 何の、という訳でなく「常備・ていばん」だったり「フェア」だったり「3月ごろの学参」だったり。

  • 返品率が高いと何が問題?

書店だけみてると返品率は低い方が良い。返品率が高いということは、無駄な発注にコストをかけ、無駄な検品にコストをかけ、売れないものに場所をとり、無駄な返品にコストをかけ、云々で売上につながらないのにコストはかかる状況。でもここまでは書店の自業自得で書店が苦しいってだけの話。取次や出版社を含めても同じ話で、返品率は低い方が無駄は少ない。ここまではわかる。でも今、特に声高に返品率を下げようといわれるのは、返品された商品が再活用されない、すなわち再び書店から発注されないので市場に出回らない、ゆえにデッドストック化して廃棄にかかるコストが増えているからじゃないのか、って気がしています。返品率が変わらなくても、再活用される割合が下がれば出版社は苦しい。しかも実際には返品率は上がってるし、とか。こういう流れが本当にあるのなら「出版点数の増加」は多少なりとも返品率増加につながってると思います。

  • 解決法

責任販売だったり買切だったりも一つの方法でしょうが、固定化より流動化を図る、ってのはダメですか。というところで時間切れ。深く考えずに書きました。