「書き下ろし時代小説」というジャンル

「書き下ろし時代小説」というジャンルは狙い目だと思うのですよ。そんな事私が言わなくても狙ってる人は多そうだけど。

  • 第一に、書店として狙って売りやすいジャンルである

「書き下ろし時代小説」はシリーズ物巻数物であることが基本、で、数ヶ月ごとに新刊が出る。これ、コミックやライトノベルと同じ。すなわちコミックやライトノベルの売り方をそのまま転用できる。既刊を売っていくと新刊の売上は新刊が出るごとに増えていくという二重の伸びが期待できる。新刊の売上を増やしたかったら1巻目を売れって話。

  • 第二に、メインの購買層が中高年といわれる層である

この年齢層がパソコンを使わない、だからネット書店に流れにくい、という話よりも。購買層はパズル誌を買う層やNHKのテキストを買う層に被る感じで、この層って時間とお金に余裕がありそうだから、という話。書店でもゆっくり見て回って帰られる事が多い。年齢層が高めだからか今の「書き下ろし時代小説」は活字がとても大きい。出版社も工夫している。
とか。そんな事私が言わなくてもみんな狙ってるんだろうけど。