『さゆリン』にせよ、この方の作品の特徴というのは「ネタの飛躍」にあると思う。飛躍の着地点にテーマ性を持たせるというかこだわりがあるのも特徴。それがクマだったりフロだったりするのですが。「不条理」というにはちゃんとロジカルな部分があるんだけど、他の4コマよりは「半ひねり」みたいなのが加わっている気がする。「半ひねり」が気にならなければ楽しめるし、「半ひねり」が好きな方にはより楽しんでもらえる作品なのではないでしょうか。本作は「ネタの飛躍」および「半ひねり」の際にスキンシップ及びセクハラ(?)が多いのが『さゆリン』との違いかもしれません。
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