『ARIA(10)』(天野こずえ/マッグガーデン/ISBN:9784861273704)

この中では、灯里のことを叱らないというアリシアさんの指導方針にアリスが疑念を抱くという「課外授業」が特に好み。アリシアさんvs.アリスという組み合わせも魅惑的ですが、それ以上に「どう指導するか」という方針については私の現在のポジションからしても興味深いテーマなのです。どちらかといえばビジネス書っぽい説教くさい話ともいえそうなので、こういう話が現在教えられる立場の読者にはどう届くのか知りたいですねぇ。他の話では、魔女っ子アテナさんの「エピファニア」や、何か事件が起こるわけでもない「春夏秋冬」などもいいなぁ。