『ひたいに三日月』(時計野はり/白泉社/ISBN:9784592178439)

表題作が3話分と読み切りが2つ。それぞれ「忍者」と「鬼退治」と「サンタさん」。
表題作は、「好きな女の子を守りたい忍者な彼」と「好きな男の子に危険な目にあって欲しくない天然な彼女」の物語。舞台は学校なのに、守ったり危険な目って何?と思ってしまいますが、忍者と天然には色々ある訳ですよ。で、「守る彼」と「守られる彼女」という構図。互いに好きゆえに、相手を思いやるピュアでほのぼのとした行動がこっ恥ずかしいくらいにまぶしいです。設定はちょっと変わってるけど、話の筋はストレート。幸せな話っていいなぁ。