富士見ファンタジア文庫の長期シリーズ書店占拠問題(一本足の蛸経由)

http://d.hatena.ne.jp/iris6462/20061122/1164163372
オーフェン』『スレイヤーズ』って遠い昔に切っちゃったよ、という話はさておき。「シリーズの順番や巻数が本を一見しただけではわかりづらい。」というのはライトノベルだけの話ではありません。私はライトのベルトの類似性が強いと思っている時代小説でも同様のことがあります。例えばハルキ文庫の鈴木英治の作品。刊行順(通しナンバー順)で並べると

  • 1 飢狼の剣
  • 4 闇の剣
  • 5 怨鬼の剣
  • 8 水斬の剣
  • 9 魔性の剣
  • 10 夕霧の剣
  • 11 烈火の剣
  • 12 稲妻の剣
  • 13 白閃の剣
  • 14 陽炎の剣
  • 15 凶眼 徒目付久岡勘兵衛
  • 16 暁の剣

明らかにタイトルの違う2・3(義元謀殺 上・下)、6(半九郎残影剣)、7(半九郎疾風剣)は省きました。「××の剣」というタイトルが多いですが同じシリーズとは限りません。1は非シリーズ、4・5・9・11・12・14・15、は勘兵衛シリーズ、8・10・13・16は新兵衛シリーズとなっています。わかりますか? こういう時って刊行順(通しナンバー順)で並べた方がよいものか、シリーズで分けて並べた方がよいのか迷います。迷いますがシリーズで分けて並べています。もう一歩一般に近づけると光文社文庫赤川次郎三毛猫ホームズシリーズ、杉原爽香シリーズ、悪魔シリーズ、非シリーズ等ありますが、これも刊行順(通しナンバー順)で並べた方がよいものか、シリーズで分けて並べた方がよいのか迷い...ません。これは明らかにシリーズで並べます。
で、最初に戻る。やっぱり富士見ってわかりにくいよなぁ。今なら鏡貴也? 解決策は帯かなぁ。ビーンズ文庫の「少年陰陽師」の帯で背表紙のところが「××編×巻」と書いてあるのは書店員的にも一目でわかってありがたいし、それと同じようなの希望。だいたい富士見の文庫って新刊だけでなく補充注文品にももれなく帯がついてくるんだからより有用な帯にしてくれるとありがたい。それはそれでコストがかかるのかもしれませんが。