『とかげ(1)』(灰原薬/一迅社/ISBN:4758052344)

祖父が営む寺にあずけられている忍武は、そこで姉弟のように育った夕佳に憧れていた。忍武は、そんな彼女の死を受け入れられないまま参列した葬儀の夜、夕佳の遺体が動き出したのを目撃してしまう…。
その肉体には、不死の魂「とかげ」が宿っていた――!?
ゼロサムコミック初登場・灰原薬の現代ファンタジーが待望の単行本化!

版元のところより転載。どこかで何度か読みきりを読んだことのある人でその当時注目していた。いわゆる不死モノ、なんでしょうか。絵が重めで設定も重々しい割にはギャグを合間合間に挟むためかそれとも軽いキャラもいるためか、見た目よりは軽やかに読める。まだ不明なことばかりだけど、1巻だけでも期待通りかそれ以上の作品だと言えそう。
それはそうと『ゼロサム』って雑誌はまだまともに読んだことがありません。その上での印象。最近の主力(?)が「あまつき」「07-GHOST」「[zion]」「とかげ」「水の旋律」とかって傾向に偏りがあるような。まとまりがあるというか好きな人はとことん好きな反面、かなり排他的な気もする。何でもありの『REX』とは対照的なのか?一度雑誌を読んでみよう。