『花の名前』(斎藤けん/白泉社/ISBN:459218825X)

事前に想像していたよりも面白かった。良い話だろうとは思っていたけど面白いとは想像していなかったので驚いた。事故で両親を失うショックで心を閉ざした蝶子と、彼女を引き取った小説家の京のもどかしいほどのラブロマンス。ここに加わるのがギャグ担当、に近い気もする京の友人にして担当編集者の秋山。正直主役2人だけだと話があまり進展しないし、深刻になりすぎるかもしれないだけに秋山の存在は大きい気がする。ギャグ担当なのに基本的には優秀という所も良い。ああ、でもギャグ漫画ではなくて基本はシリアスなラブロマンスなんですが。
前任者のイチオシだったのでそれなりに力を入れておりましたが、本格的に張り切って売ってみようかと思いました。男性でも楽しめそうだし。まだ2巻は読んでいないので早くそちらもチェックすることにします。純愛方面を突き進めて行くのかなぁ。深刻になりませんように。