『モーティヴ―原動機―リフュールド (1)』(一色登希彦/少年画報社/ISBN:4785925515)

濃ゆい。引き込まれる。
1・3・6話は雑誌で読んでいたけど、まとめて読むと更に濃ゆくて引き込まれる。うまく説明する気もないですが、失った何かを取り戻すためにバイクレースの世界に再び挑戦する男の話、とでも言いましょうか。マンガの持っているエネルギーってすごいなーと思う。思うその一方で、この主人公はバイクの世界に戻っていくんだろうけど現職が書店員だったりします。そんな彼が書店で働く部下を見て「いるべき場所にいる人間の顔」をしていると思い、自分の顔を失っていると思っている、らしい。とか書いてる私は「いるべき場所にいる人間の顔」をしてるのかなぁと考えさせられたり。その書店で働く部下ってのが綿貫緑って女性で、用法が正しいのかわからないけど赤毛のアン系。一緒に働くとなるとにぎやかで楽しそう、な一方で色々と大変そうな気も。この後も話に絡んでくるのかな。最近雑誌では読んでいないので気になる。