昨日も書いた『主婦の友』『すてきな奥さん』の新年特大号家計簿付きみたいなのや、コミックでは小学館サンデー、集英社では『リアル(4)』(井上雄彦)が予定より1日早く発売、ということで稼ぎ時頑張り時なのに一日中雨でガッカリ。明日は晴れてね。


文庫のお話。ライトノベルと時代小説が売る側から見て似ている、というのが私の持論。著者として典型は佐伯泰英。「居眠り磐音江戸双紙」(双葉社)、「吉原裏同心」(光文社)、「密命」(祥伝社)などの人気シリーズを中心に今年に入ってから時代小説だけで14冊文庫が出ているという驚異の刊行ペース。しかも大半が書き下ろしという素晴らしさ。正直知名度で言うとそんなに高くない(時代小説に興味の無い方は殆ど知らない?)とは思いますが、これだけ刊行できてコンスタントに売れてゆくんだからすごいです。それに続くのが鳥羽亮や和久田正明や宮城賢秀や天宮響一郎黒崎裕一郎や城駿一郎などの新人からベテランまでの多彩な顔ぶれ。出版社の典型は学研。学研M文庫は以前は他ジャンルも多かったのですが今では時代小説に特化したと言って良いでしょう。それに並ぶのは廣済堂、続くのが光文社時代小説やハルキや祥伝社双葉社や最近では幻冬舎も力を入れている印象。よく知らない新人さんがどんどん出てきているのと、そんな方の作品でも結構売れてゆく、というのがまたライトノベルっぽいなぁと。で、何が言いたいかというと、時代小説もライトノベルのように独立した棚を作ろうというのが最近の計画だということ。ライトノベルはレーベルごとに分けて置いてるけど、時代小説は複数のレーベルで書いてる方ばかりなので、レーベルごとでなく著者ごとで置くのがよいんだろうなぁ、ぐらいにしか計画は練れていませんが、今だったら時代小説だけで棚作ってるところは結構ありそうなので参考にしたいもんです。