『わずかいっちょまえ』(星里もちる/エンターブレイン)

新装版。旧版を読んだのはいつの事だったか、あの頃は純真だったなぁ...という事はさておき、今読んでもえー話です。主人公は優等生な中学生・遊川和好(わずか)。彼女と、彼女が好きなのだけどついいじめてしまう同級生・伴太一、車にひかれて死んじゃった犬・マッハ号、しゃべるウォンバット・マッハ仮面(Ⅱ号)が織り成すハートフルドラマ。
中学生には中学生の悩みがあるもので...「あたし、教科書2・3回読んだら覚えちゃうし、英語も数学もちっとも苦にならなくて...気がついたらあたしだけみんなと違うの。気がついたらそうだったんだもん...」ああ、昔の自分を見ているようだ(?)。まぁ、こういった悩みを乗り越えて、わずかもちょっとずつ大人になっていきます。