『有頂天家族』(森見登美彦/幻冬舎/ISBN:9784344013841)

本屋大賞候補作読了9つめ。京都の地を舞台に、狸・天狗・人間の主導権争い、そして狸一家同士の抗争をファンタジックに描く活劇。タイトル通り家族小説でもある、というか主役の狸一家が愛らしすぎ。特に化けの皮を剥された姿。なんと愛すべき阿呆たちか。終盤の盛り上がり方が見事。どんどん読み進んでいきました。土地勘がある分、より楽しめたかもしれない。
本屋大賞候補作、残すは『私の男』のみ。何とか間に合うかな。

有頂天家族有頂天家族
森見 登美彦

幻冬舎 2007-09-25
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